NISAはいくら積み立てる?「NISA貧乏」にならない投資額を家計から考える

どうもぶぶぶです
先日、Yahoo!ニュースでこんな記事を見かけました。
「NISA貧乏」なぜ生まれる? 「将来の安心」のために始めたのに… 投資との距離を考える
「NISA貧乏」
将来のためにNISAを始めたはずなのに、投資を優先しすぎて今の生活が苦しくなってしまう。
僕自身もNISAで資産形成をしているので、
「これ、自分にも少し当てはまるかもしれないな」
と思いました。
投資を始めると、
「あと1万円投資できないかな」
「これを我慢すれば、その分NISAに回せるな」
と考えてしまうことがあります。
でも、そこで気になったのが、
「結局、自分はいくらNISAに積み立てるのが正解なの?」
ということです。
「無理のない範囲で投資しましょう」と言われても、その「無理のない範囲」が分からないんですよね。
そこで今回は「NISA貧乏に気をつけよう」で終わらず、
自分の家計から、NISAに回せる金額を考える方法
まで紹介します。
先に結論を言うと、
「月○万円が正解」という金額はありません。
同じ収入でも、家族構成や住宅費、毎月の生活費によって投資できる金額は違います。
だからこそ、
他人の投資額ではなく、自分の家計から逆算する。
これが今回の記事で一番伝えたいことです。
そもそも「NISA貧乏」とは?
NISA貧乏とは、NISAで損をして貧乏になるという意味ではありません。
将来のために投資を頑張りすぎて、今使えるお金が少なくなり、生活が苦しくなってしまう状態です。
例えば、
「生活が厳しくてもNISAの積立額は減らしたくない」
「旅行に10万円使うなら投資した方がいい」
「NISAを満額にできないともったいない」
そんな状態です。
投資そのものが悪いわけではありません。
問題なのは、
生活に合わせて投資するのではなく、投資に生活を合わせてしまうこと。
それなら、どうやって自分に合った投資額を決めればいいのでしょうか。
まずは生活防衛資金を確保する
NISAの積立額を考える前に、一つ大前提があります。
僕は、
生活防衛資金がないなら、まず投資より現金を貯めることを優先した方がいい
と考えています。
例えば、
NISAには100万円あるけど、現金は10万円。
そんな状態で急に50万円必要になったら、相場が暴落していてもNISAを売却しなければならないかもしれません。
そのため、まずは、
「何かあってもしばらく生活できる現金」
を確保します。
例えば最低限の生活費が月20万円なら、
- 3か月分 → 60万円
- 6か月分 → 120万円
- 1年分 → 240万円
となります。
必要な金額は、会社員か自営業か、一馬力か共働きか、子どもがいるかなどによって変わります。
なので、
「もし収入が止まっても、すぐにNISAを売らずに生活できるか?」
を一つの基準にすればいいと思います。
生活防衛資金ができたら、ここからNISAにいくら回せるのかを考えていきます。
NISAに回せる金額は4ステップで考える
僕なら次の順番で考えます。
① 毎月の生活費を確保する
↓
② 近いうちに使う予定のお金があれば確保する
↓
③ 今を楽しむためのお金を確保する
↓
④ 残った余裕資金からNISAの積立額を決める
ポイントは、
最初にNISAの金額を決めないことです。
「毎月10万円NISAに入れて、残ったお金で生活する」
ではありません。
生活に必要なお金を確保した結果、
「自分はいくらなら無理なく投資できるのか」
を考えます。
近いうちに使う予定のお金
例えば、
- 車の買い替え
- 家族旅行
- 子どもの入学費用
- 家電の買い替え
などです。
近いうちに使うことが決まっているお金まで投資してしまうと、必要になったときに相場が下がっている可能性があります。
そのため、
使う予定があるお金は現金で確保する。
逆に、特に予定がなく生活防衛資金も十分にあるなら、この項目は0円でもいいと思います。
「今を楽しむお金」も残しておく
そして今回、一番大切だと思っているのがここです。
生活費を払った。
生活防衛資金もある。
大きな出費の予定もない。
「じゃあ残りは全部NISAへ!」
……としたくなりますが、僕はそうしなくてもいいと思っています。
旅行、外食、趣味、子どもとのお出かけ。
こうした「今を楽しむためのお金」も最初から残しておきます。
なぜなら、
人生は資産形成が終わってから始まるわけではないからです。
将来のためにお金を増やすことは大切です。
でも、今しかできないこともあります。
未来のためのお金と同じように、今を楽しむお金も確保したうえで投資額を考えます。
30秒で計算|自分はいくらNISAに回せる?
ここまでを計算式にするとシンプルです。
※生活防衛資金は確保済みとします。
手取り収入
- 生活費
- 近いうちに使う予定のお金
- 今を楽しむお金
= NISAに回せる余裕資金
例えば、
手取り:30万円
生活費:20万円
旅行などの積立:2万円
今を楽しむお金:3万円
なら、
30万円-20万円-2万円-3万円=5万円
です。
この場合、
月5万円がNISAに回せる上限の一つの目安
になります。
もちろん、
「手取り30万円ならNISAは5万円」
という意味ではありません。
同じ手取り30万円でも生活費が15万円ならもっと投資できますし、25万円なら投資できる金額は少なくなります。
だからこそ、
「手取り○万円ならNISA○万円」ではなく、自分の家計から計算する。
これが大切です。
計算で出た金額を全部投資しなくてもいい
例えば計算した結果、
毎月6万円の余裕資金
があったとします。
だからといって6万円すべてをNISAへ入れる必要はありません。
例えば、
ゆとり重視 → 3万円
バランス重視 → 4~5万円
資産形成重視 → 6万円
という考え方もできます。
計算で出した6万円は、
「6万円投資しなければならない」ではなく「このくらいまでなら投資できそう」という上限の目安
です。
今を楽しむことを優先するのか。
今と未来のバランスを取るのか。
資産形成を優先するのか。
そこは自分で決めればいいと思います。
もしかして投資しすぎ?NISA貧乏チェック
すでにNISAを利用している人は、一度確認してみてください。
- NISAへ入れた後、給料日前になると現金がほとんどない
- 急な出費があると支払いに困る
- 生活防衛資金がないのにNISAを優先している
- 家計が苦しくても積立額を減らしたくない
- 旅行や趣味にお金を使うと「投資すればよかった」と後悔する
- SNSで他人の投資額を見て焦る
- 資産は増えているのに生活の満足度が下がっている
複数当てはまるなら、
現在の積立額が本当に自分の家計に合っているのか
一度確認してみてもいいかもしれません。
NISA貧乏かも?と思ったらどうする?
まずは積立額を見直します。
月10万円が苦しいなら8万円。
それでも苦しいなら5万円。
余裕ができたら、また増やせばいい。
新NISAでは年間最大360万円まで投資できますが、
360万円は「投資しなければならない金額」ではなく「投資できる上限」です。
満額にできなくても問題ありません。
そして、積立額を減らす前に、
生活の満足度を下げずに削れる支出がないか
も確認してみます。
例えば、
- 使っていないサブスク
- スマホ料金
- 必要以上の保険
- 利用頻度の低い固定費
などです。
月5,000円削減できれば年間6万円。
月1万円なら年間12万円です。
外食や趣味を我慢する前に、こうした満足度の低い支出から見直した方が続けやすいと思います。
「貯める力」は我慢する力ではない
僕が考える「貯める力」は、
とにかくお金を使わないことではありません。
満足度の低い支出を減らす。
必要なところにはお金を使う。
今を楽しむお金も残す。
そして余裕ができた分を将来のために投資する。
例えば固定費を月1万円削減できたなら、
5,000円はNISA。
5,000円は旅行や趣味。
でもいい。
そうすれば年間6万円多く投資しながら、6万円多く今を楽しめます。
節約によって「未来」だけでなく「今」も豊かにする。
これが僕の考える「貯める力」です。
まとめ NISAの積立額は自分の家計を見て決めよう
NISA貧乏にならないために大切なのは、最初に投資額を決めないことだと思います。
まず生活防衛資金を作る。
そのうえで、
生活費を確保する。
近いうちに使うお金があれば確保する。
今を楽しむお金も残す。
そして、
残った余裕資金からNISAの積立額を決める。
計算式にすると、
手取り-生活費-近いうちに使うお金-今を楽しむお金=NISAに回せる余裕資金
です。
月3万円でもいい。
5万円でもいい。
10万円でもいい。
大切なのは、
「いくら投資しているか」ではなく「自分の生活を犠牲にせず続けられているか」。
NISAは人生を豊かにするための手段です。
NISAを埋めるために生活するのではなく、自分の人生を豊かにするためにNISAを使う。
将来の安心と今の楽しさ。
その両方を大切にできる金額を、自分の家計から見つけていきたいですね。
ではでは。
