目次
どうも、ぶぶぶです。
最近、友人達とディスコードを繋いでゲームをしていた際にこんな質問を受けました。
「がん保険って入った方がいいのかな?」
正直、この質問を聞いたときに思いました。
「これは記事にできるな」 と。
がん保険、このテーマ、めちゃくちゃ奥が深いです。
最終的に入る・入らないはもちろん人それぞれ。でもせめて判断するなら「バランスの良い情報」をもとに考えたいところ。
正直、保険会社のセールストークは偏ってますからね…。
今日は、がん保険に入る前にぜひ知っておいてほしい「5つの事実」をまとめます!
先にネタバレすると…
- 「2人に1人はがんになる」は本当だけど、若いうちはほぼならない
- がん治療費は意外に安い(自己負担は平均100万円くらい)
- 高額療養費制度を知らない人が多すぎる
- 「先進医療」って実はそんなに出番がない
- がん保険が流行ってるのはほぼ日本・韓国・台湾だけ
では順番にいきましょー!
①「2人に1人はがんになる」←実はかなり誤解されてる
保険の営業さん、こう言いがちです👇
「今や2人に1人ががんになる時代です!備えましょう!」
実はこれ、私も家を買うときに銀行の担当者から言われました。
危うく、がん保険付きの住宅ローンを組みそうになった経験があります…。
たしかに間違ってはいません。でもこれは 「一生涯でがんになる確率」 の話。
問題は「今すぐリスクが高いか?」という点です。
年齢別の10年間のがん罹患率を見てみると…
年齢 | 今後10年でがんになる確率 |
---|---|
20歳 | 0.3% |
30歳 | 0.6% |
40歳 | 2.0% |
50歳 | 5.0% |
60歳 | 15.0% |
70歳 | 29.0% |
若いうちは、めちゃくちゃ低い。
たとえば、20代の同窓会で400人集まっても、10年後にがんになるのは1人くらいの確率。
実際にがんのリスクが高まるのは50歳以降。
だから、若いうちから無理にがん保険に入らなくても、 貯金で備える選択肢も全然アリ です。
特に、30年間保険料を払い続けて、30年後にようやく保険が役立つ…というのは、言い方を変えれば「手数料を払いながら貯金してるようなもの」。
② がん治療費は意外とかからない
営業マンあるある👇
「がん治療はお金がかかりますから…」
もちろんゼロじゃないけど、実態はやや盛られてます。
アフラックの調査では👇
治療費 | がん経験あり | がん経験なし(イメージ) |
---|---|---|
300万円超 | 5.2% | 32.1% |
100万円程度 | 29.5% | 18.9% |
50万円程度 | 36.3% | 3.7% |
実際は「50〜100万円くらい」で済んだ人が多いです。
私の親族もがん経験ありますが、家計が破綻するような治療費はかかりませんでした。
もちろん、がんの種類・進行度によってバラつきはあります。
「万が一もっとかかったら…」と不安なら、保険の意味も出てくるかなという感じです。
③ 高額療養費制度の存在を知ってる?
実は、多くの人が治療費でそこまで困らない最大の理由はこれ👇
高額療養費制度
ざっくり仕組みを説明すると…
- 医療費100万円かかった
- 3割負担で自己負担は30万円
- 高額療養費制度を使えば、自己負担上限は約9万円に軽減
つまり、「100万円の手術を受けても自己負担は9万円で済む」という制度なんです。
にもかかわらず…
- そんな制度知らなかった
- 計算がややこしくてわからない
って人はけっこう多い。ここを保険会社はうまく突いてきます。
実際、過去に保険会社がこの制度の説明をしないまま「がん治療は高額ですよ!」と煽って問題視されたこともあります。
恥ずかしながら私も高額療養費制度についてはこの歳になるまで知りませんでした。
④ 「先進医療」ってそんなに使う?
営業トークでよく聞きます👇
「先進医療は保険が効かないので、高額負担になりますよ!」
でもこの 「先進医療」=最先端の全医療技術 ではありません。
実際は👇
- 厚労省が「保険適用の候補」として特別に認めた治療
- 具体例:陽子線治療・重粒子線治療など
がん患者の中でも、先進医療を実際に受ける人はわずか0.16%。
しかも費用300万円レベル。たしかに高いけど、出番はかなりレアです。
要は、「先進医療=超高確率で必要になる」わけじゃないということですね。
「先進医療」最先端に聞こえますよね…
⑤ がん保険が流行ってるのは日本・韓国・台湾だけ
日本では、がん保険の加入率が40%近く。
でも世界的に見るとこの「がん保険文化」は北東アジアだけの独特なものです。
欧米では「重大疾病保険(がん+心臓+脳疾患セット)」が主流。
がんだけに特化した保険はむしろ珍しい。
つまり👇
「みんな入ってますよ!」
→実は「世界的にはそんなに入ってませんよ」
…という話なんですよね。
まとめ:保険は正しい情報を仕入れてから
ぶぶぶの結論。
- 保険は 万能ではない
- でも 完全に不要でもない
- 大事なのは 知識をつけて自分で判断すること
保険会社は「売るプロ」です。
どうしても、自分たちに有利な情報だけを前面に出してくるので、そのまま鵜呑みにしてしまうと偏った判断になりがちです。
だからこそ、
- リスクの大きさ
- 自分の貯金力
- 高額療養費制度の存在
- 先進医療の出番の少なさ
こういったポイントを冷静に整理してから、保険が本当に必要かを考えていくのが正解だと思います。
今回の話を知っておくだけでも、かなり「守る力」は上がるはずです。
ぜひ自分のお金の守り方をじっくり考えるきっかけにしてもらえたら嬉しいです!
ではでは。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました😊
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