金の値段が最高値を更新し続ける今、金投資を始めるべきか?

目次

どうもぶぶぶです
今回は 「金の値段が最高値を更新し続ける今、金投資を始めるべきか」 というテーマで書いていきます。
最近ニュースやSNSでも「金が最高値を更新!」という見出しをよく目にするようになりました。
こういうニュースを目にすると、

「やっぱり金を持っておくべき?」

「今から金を買っても遅くない?上がりすぎだから今始めるのはよくないのかな…」
といった意見を目にする機会が増えました。
そこで今回は、
- 金価格が上昇している背景
- 金投資のメリット・デメリット
- ぶぶぶ的、今金投資をするべきか
この3つを題材に、金投資を始めるべきかを解説していきます。
金価格が上昇している背景

なんでここ最近、金価格が上昇しているのかを紹介!
なぜ今こんなに金の値段が上がっているのか?
理由はいくつかありますが、ざっくり言うと「お金の価値が不安だから金に逃げている」という流れです。
1. 金利が下がるかも?という期待
アメリカでは「そろそろ利下げが来るかも」と言われています。
利下げ=銀行預金や債券の利回りが低くなる → 「利息がつかなくても安心できる金に資金が集まる」という動きになります。
2. ドルが弱くなっている
金はドルで取引されるので、ドルが弱いと「他の通貨を持つ人から見て割安」に感じられ、買いやすくなります。
3. 中央銀行がどんどん金を買っている
各国の中央銀行(特に新興国)がドル資産だけに頼るのをやめて、金を備蓄する動きを強めています。大きなお客さんが買っているので価格も下支えされます。
4. インフレや物価高
「お金の価値が目減りしてるから何かで守りたい」という心理で、金が選ばれやすい。
5. 世界情勢の不安
戦争や国際的な対立があると、「とりあえず安全資産の金を買っとこう」となるのも自然な流れです。
要するに、
「金は世界中で安心できる資産」 という立場にあるので、不安が高まると真っ先に買われやすいんです。
金投資のメリット

今度は金投資のメリットを3つ紹介するね!
1. インフレや円安に強い
物価が上がったり円の価値が下がったりしても、金は世界中で価値が認められているので“お金の目減り”をカバーする役割があります。

え、金ってインフレに強いの?

そう、インフレに強いってよく言われるんだ
インフレっていうのはお金の価値が下がることです。例えば今まで100円で買えたパンが120円になったら、100円の価値は実質下がっていることになります。現金を持ってるだけだと、その価値がどんどん目減りしていくのです。
しかし金は世界共通でモノそのものの価値が認められてるので、物価が上がると金の値段もつられて上がりやすくなります。つまり、現金より購買力を守りやすいってことになります。
2. 分散投資になる
株や債券と違う値動きをすることが多いので、資産の一部を金にしておくとリスク分散につながります。

分散投資ってよく聞くけど、結局どういうこと?

簡単に言うと、全部を同じカゴに入れないってことだね。
全部の資産を株(同じカゴ)に入れていたら、株価が暴落したときに一気に資産が減ってしまいます。でも金は株や債券と違う動きをすることが多いので、一部を金に振り分けておけばダメージを和らげることができます。
3. 世界どこでも通用する
「金そのもの」に価値があるので、どの国でもほぼ換金できる安心感があります。通貨や国の信用に左右されにくいのも特徴です。

株とか債券は国によってルールが違うけど、金ってどうなの?

そこが金の面白いところで、“金そのもの”に価値があるから、どこの国に行っても基本的に換金できるんだよ
例えばその国の通貨が信用を失っても、金は世界共通で価値が認められてるので、モノとして売ればお金に替えられます。通貨や国の信用に左右されにくいのが大きな強みになります。
金投資のデメリット

今度はデメリットを紹介するよ!
1. 利息や配当がない
株のように配当金はもらえないし、債券のように利息もつきません。持っているだけではお金は増えません。

株は配当がもらえるし、債券は利息があるけど、金は?

残念ながら金は“持ってるだけ”では何も生まないんだ。配当ゼロ、利息ゼロ
そのため金は資産を増やすより、守るという立ち位置になります。
2. 値動きがけっこう激しい
「安全資産」とは言われますが、短期的には大きく値下がりすることもあります。最高値で飛びつくと損するリスクもあります。

安全資産って聞くけど、値動きは安定してるの?

これが意外と動くんだよ。短期的には10%以上下がることも普通にあるんだ
だからこそ、安全資産=絶対に下がらないと思っていると痛い目を見ることもあるかもしれません。
3. コストがかかる
現物を買うと保管料や手数料が必要ですし、ETFや投資信託を通じても信託報酬などのコストがかかります。

現物の金ってかっこいいけど、買うのにデメリットある?

もちろんあるよ。現物だと保管料や手数料がかかるし、ETFや投資信託でも信託報酬が必要になるんだ
それプラス、盗難被害にあう可能性もあるので、そこの管理コストもかかってきます。
4. 為替リスクもある
日本で買う場合、円高になるとドル建て価格が上がっても円建てではマイナスになることがあります。

日本円で買う場合、為替って関係ある?

めちゃくちゃあるよ!例えばドル建ての金が上がっても、円高になったら円ベースでは下がることもあるんだ
だからドルでは最高値でも、日本円では微妙ってことも起こりえます。
まとめると
- メリット:資産を守る・分散投資・世界共通の価値
- デメリット:増やす力はない・価格変動リスク・コストや為替の影響
つまり「守りの資産」としては優秀だけど、「資産を大きく増やす武器」にはなりにくい、というのが金投資の位置づけです。
ぶぶぶ的、今金投資をするべきか
ここまで金の背景やメリット・デメリットを整理してきました。
そのうえで僕の結論は、
「メリット・デメリットを理解したうえで、おとなしく株を買っておこう」 です。
金は確かにインフレや不安定な世界情勢に強く、守りの資産として一定の役割があります。
ただし、配当も利息もなく、資産を「増やす力」は弱い。短期的には値動きも激しく、買うタイミングを間違えると損をしやすい資産でもあります。
一方、株式は長期的に成長が期待でき、配当や企業の成長の果実を享受できます。
資産形成を目指すなら、やはり株式中心が王道。
もちろん「資産の一部を金に回して安心感を持つ」のは悪くありませんが、メインは株式。
つまり―― 攻めの株 × 守りの金(少額) という形が現実的で、結局は「株を買い続ける」ことが一番シンプルで合理的だと僕は思っています。
まとめ
- 金は「守りの資産」。インフレや世界情勢の不安に強いけど、増やす力は弱い。
- 億万長者なら資産防衛として金を多めに持つのもアリ。
- 初心者や資産形成期の人は、株に集中して資産を育てた方が効率的。
- 最終的には「株がメイン、金はサブ」という立ち位置がベスト。
ただ僕自身も金投資を一時期やっていたので購入したい気持ちもわかります。やはり現物を持ちたい欲みたいなのはありますよね。
そこの感情とどう向き合うか、これが投資において大切だと思っています。
ですが、金は“守り”、株は“攻め”。どちらも役割はありますが、資産形成の王道はやっぱり株式投資だと僕は思います。焦らずコツコツ、一緒に積み上げていきましょう!
ではでは。