3万人超から2,000億円を集めた『みんなで大家さん』、配当ストップ騒動の行方


どうもぶぶぶです
今回もニュースを1つ取り上げて、それについて話していこうと思います。
取り上げるニュースはこちら↓
3万人超から2000億円を集めた『みんなで大家さん』配当ストップ騒動
出資を始めた時に結構話題に上がっていたみんなで大家さんですが、7月にとうとう配当金の支払いが止まったみたいです。
みんなで大家さんとは?
そもそもみんなで大家さんって何?という方のために簡単に説明をします。
「みんなで大家さん」は、共生バンクグループが展開する不動産小口化商品です。
1口100万円から参加でき、複数の投資家が共同で出資し、運営会社(都市綜研インベストファンド)が不動産を管理・運営するという仕組みになっています。
想定利回りは年7%前後とされ、毎月を基本に定期的に分配金が支払われてきました。
集めた資金の行き先 ― ゲートウェイ成田
では、実際に集められた資金はどこに使われているのでしょうか。
その代表的な投資先が、成田空港近隣で進められている大規模開発プロジェクト 「ゲートウェイ成田(GATEWAY NARITA)」 です。
このプロジェクトは、東京ドーム約10個分の土地に
- アリーナ
- ホテル
- フードバレー(飲食・研究複合施設)
などを建設する計画。
「みんなで大家さん成田シリーズ(1号~18号)」の商品は、すべてこの開発に紐づいています。
出資者は約3万8,000人、集められた資金はおよそ2,000億円。
これがゲートウェイ成田の土地取得や開発に充てられてきました。
しかし、工事は当初の予定から大幅に遅れており、2025年時点で全体の進捗はわずか2%にとどまっていると言われています。
分配金の支払い停止の理由
今回の分配金支払い停止について、共生バンクグループの柳瀬健一会長は出資者向けに次のようなメッセージを出しました。
- グループ会社の開発業者から支払われる土地の賃料収入が遅れている
- そのため分配金の原資となるキャッシュフローが不足した
さらに今後は、グループの不動産や株式の売却を通じて資金を調達し、分配金を支払う方針を説明しました。
しかし、残念ながら8月の分配金についても支払いは行われていないとのことです。
ぶぶぶの思うところ
完全にポンジスキームやないかい!!!これに尽きますね。
優良な投資信託ですら、平均利回り6〜7%を出せれば十分と言われています。
それなのに、仕組みが不透明な商品で「7%保証」のように見せられたら…さすがに持続性はないと考えるべきでしょう。
もちろんまだ最終的に「詐欺」だと断定されたわけではありませんが、現状を見ればほぼ騙されていると考えざるを得ません。出資してしまった方々は本当にお気の毒ですが、これは“勉強代”と受け止めるしかないのかもしれません。
今回の件は、まさに「守る力」が弱いことによって起きた悲劇だと思います。
ただし、当然ながら 騙す側が100%悪い のは間違いありません。
とはいえ、一度騙されてしまえば、せっかく築いた資産が一瞬で失われてしまいます。だからこそ、いかに自分の資産を守るかを常に意識することが大切です。
「自分は大丈夫」「自分は騙されない」と思い込まず、常にアンテナを張り、冷静に判断する習慣を持つこと。
これこそが、これからの時代を生き抜くために必要な投資家の姿勢だと感じます。
僕自身も資産を守るために、「守る力」を今後もつけていこうと思います。
このブログでは「守る力」の発信もしていきますので、今後ともよろしくお願いします!
ではでは。